手術後すぐにベッド上でのリハビリテーションが始まります。
脊椎手術後のリハビリテーションは、脊椎そのもののリハビリテーションではなく、安静によって生じる問題(筋力低下、肺炎などの感染症、深部静脈血栓症、高齢者の認知症など)の予防を目的として行われます。
リハビリテーションの例をいくつかご紹介します。
上半身の運動
呼吸訓練
腹式呼吸、深呼吸をします。鼻から大きく息を吸い、口をすぼめてゆっくり息を吐きます。
下半身の運動
足首の屈伸運動
左右交互に足首を曲げ伸ばしします。
足挙げ運動
片方の膝を立てて、反対側の足を挙上します。
この時、挙上する足の膝は伸ばしておきます。
両足の膝が同じ位置になる高さまで挙げます。
太ももの筋肉の運動
足をまっすぐに伸ばし、太ももの筋肉にゆっくり力を入れます。
その状態を5~10秒間維持します。
屈伸運動
膝を曲げてかかとをお尻の方へ引き付けます。
運動は、必ず医師、看護師、理学療法士の指示に従って行ってください。